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早期発見・早期治療・漢方医学的診察
変形性膝関節症の疼痛には漢方の煎じ薬で!

(1)両膝関節の疼痛に防風通聖散料加牛膝・柷殻

患者は56歳の女性。初診日は、平成2年5月20日。既往歴には特記すべきことは無い。主訴は、一ヶ月前から両膝が痛み出し、最近では階段を一段ずつつかまって歩行するようになって来た。そのためか疲労する。身長147cm。体重が70.7kg。肥満で悩んでいる。大便も便秘気味。近所の内科医では、高血圧症と高脂血症と診断されている。食欲は正常、小便は普通に出る。月経は53歳で閉。子供は2人。流産は1回。漢方医学的診察すると、脈診は沈にして実。舌診は湿潤している。腹証は全体に膨満して、心下部が緊張している。血圧152/82㎜Hg。脈搏73。薬方として、防風通聖散料加牛膝・枳殻を投与した。経過は、〔6月3日〕薬を飲み始めると、便通が快くなり、一週間後には両膝の痛みは消失した。

(2)左膝関節の疼痛に大青竜湯

患者は57歳の女性。初診日は、平成3年9月8日。既往歴には特記すべきことは無い。主訴は、左膝が痛んで、熱感もある。クインケの浮腫がある。朝はスッキリと起きられない。口渇は無い。食欲は正常。大便は一日一行。小便は正常。月経は50歳で閉。子供は2人。漢方医学的診察をすると、脈診は浮にして力がある。舌診は特別な変化は認められない。腹証は特記すべきことは無い。薬方として、大青竜湯を投与した。経過は、平成3年は3回、平成4年は6回。平成5年8月8日に来院し、「お蔭様で膝の痛みがなくなりました」と。非常な喜びであった。

(3)右膝関節の疼痛に大承気湯

患者は93歳の女性。初診日は、平成21年11月8日。既往歴は、25歳時に左肩関節炎。50歳時に目のアレルギー。主訴は、数日前から急に右膝が痛くなり、歩行が困難になった。目から涙が出易い。口が乾く、下肢がとても冷える。物忘れがある。非常に疲れ易い。食欲は普通。大便は3日に一行で、硬目。小便は普通に出る。睡眠は普通。月経は50歳で閉。子供はなし。流産2回。身長145cm。体重50kg。漢方医学的診察をすると、脈診は沈にて底力がある。舌診は湿潤して赤い。腹証は胸脇苦満と下腹部が膨満している。血圧150/67㎜Hg。脈博86。薬方として、大承気湯を投与した。経過は、漢方薬を服用して3日後には右膝の疼痛は軽くなり、5日目で完全に良くなった。

以上から変形性膝関節症の疼痛に対する薬方は実は多数ある。例えば、麻黄加朮湯、越婢加朮湯、防已黄耆湯加麻黄、柴胡加竜骨牡蛎湯、桂枝加朮附湯、甘草附子湯、附子湯、当帰芍薬散、麻杏薏甘湯、大柴胡湯、桃核承気湯、桂枝茯苓丸料加薏苡仁、白虎加桂枝湯、四逆散、柴胡桂枝湯、芍薬甘草湯、桂枝芍薬知母湯、桂枝附子湯、白朮附子湯、真武湯、疎経活血湯、五積散、当帰拈痛湯などがあげられる。

これら薬方の鑑別には漢方医学的診察が必要になる。漢方医学診察とは、脈を診たり、舌を診たり、腹を診たりすることである。更に言えば“早期発見”してから“早期治療”を行うことである。治療が遅れれば遅れるほど漢方的治療も時間がかかることになる。

要するに漢方医学は病名ではなく病人に対応するもので、しかも病人一人一人に対して漢方薬が違うことになるのである。

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