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患者 大正10年生まれの男性。
初診日 平成6年8月24日。
既往歴 、30年前に腰椎を手術、その為靱帯が肥厚してしまった。
2年前に白内障の手術をした。
症状 主訴は、10年前から糖尿病で困っている。
30年前の手術で輸血をして、その後C型肝炎、膵炎と糖尿病に罹患。
C型肝炎はインターフェロンを3ヶ月間注射して全治した。
しかし、その時から筋肉が減少し始め、体力がなくなってきた。
その為、歩行することが出来なくなってきた。とにかく力が出ない。
両足の浮腫で感覚が鈍くなっている。
又、腰・腹の周囲がダルクなって、今年になって3回転んで、ふらつくので8ヶ月くらい歩行が益々大変になってきた。
現在は某医でインシュリンの投与を受けている。
肩こりがひどい、嗄声は半年前くらいから発現した。
喘鳴がある。口渇は非常に強い。腰部が重い。
健康状態 食欲は良好で、好き嫌いなく何でも食べる。
大便は2日に1行で、硬めである。小便は普通に良く出る。睡眠は良好。
煙草は1日に10本程度を吸う。食後は眠くなる。身長152cm、体重48kg。
平成6年8月24日
診察した結果、漢方として十全大捕湯合成脈散料を投与した。
平成6年9月7日
患者が語るところによると「浮腫が減ってきた」と。血圧162/88。脈拍99。
平成6年9月21日
「朝起きるのが楽になる。そして空腹時血糖は200mg/dlである」という報告を受けた。血圧151/82。脈拍92。
平成6年10月5日
「下肢の浮腫が少し出てきた。空腹時血糖も220~230mg/dlで、腹部の廻りに湿疹の出現を来たし、小便も失禁して困っている」と深刻な表情で筆者に訴えかけてきた。
そこで、八味丸料加木瓜・鹿茸を投与して様子をみることにした。血圧は163/96。脈拍84。
平成6年10月19日
「調子が良くなる」と言うことであった。
平成6年11月2日
患者が語るところによると、「あの薬を飲むと浮腫も減ってきたが、不思議なことに、全体的に筋力がついてきた。特に下肢の筋力がついて来たのに驚いている。
しかし湿疹が少し出てきた。とのこと。
そこで調理の意味を含めて、十味敗毒湯加連翹を別に投与しておいた。
それ以後、現在に至るまで順調である。
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