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糖尿病(3)糖尿病に牛車腎気丸料

患者 昭和3年生まれの男性。

初診日 平成5年10月23日

既往歴 特記すべきことは無い。

症状 主訴は、10年前に某医師に糖尿病という診断を受けて治療を続けてきた。
その間、左膝以下が冷えた感じがしたり、暖かい感じがすると言う。
顔に湿疹が出来て困っている。又、左の顔面が浮腫することがある。
朝、起床時に腰痛がする。空腹時血糖値が160mg/dlである。

健康状態 食欲は良好で、何でも食べる。大便は1日1行だが、毎日下剤を服用している。
小便は出にくい。夜間は1回ほどトイレに行く。睡眠は不良。
血圧165/82、脈拍72。
診察した結果、漢方として、牛車腎気丸料を投与した。

経過

平成5年11月6日
平成11月6日~平成6年9月11日まで、計12回投薬のみであった。

平成5年10月8日
久しぶりに来院し、血糖値が83mg/dlに下がったという報告を受けたが、夜間眠れず、2週間前より血圧が高くて困っていると言うことで、血圧を測定したところ、血圧199/95mmHg、脈拍は60であった。
そこで、同方と別に黄連解毒湯のエキスを投与した。
その後、年末まで順調で、患者が語るところによると今度の薬で体が調子がよく、毎日の生活も快適ある。」とのことであった。