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尋常性ざ瘡(通称ニキビ)に荊防敗毒散料加薏苡仁

東洋医学には「気」の発想があり、気の通り道を経絡という。全身を巡る経絡にはたとえば腸の経絡と各々のルートがあり、顔の頬は腸の経絡に属す。顔のどこに肌トラブルが出るかで体の中のどこに問題があるかを判断する。
(イラスト、文章-FRAU H8.3.12号-より抜粋)
患者 昭和44年生まれの女性で21歳。
初診日 平成元年9月16日。
既往歴 特記すべきことはない。
症状 主訴は5月頃より尋常性ざ瘡(ニキビ)が出はじめ、最近になって酷くなってきた。胃腸は生来弱い方である。
健康状態 食欲は小食であるが、好き嫌いはなく、なんでも食べる。小便は普通であるが、冷え性のためか、頻尿である。
大便は1日1行である。生理は不順である。身長151cm、体重は44kg。
診察すると、脈診は沈にして緊を呈している。舌を診ると少し白苔を認める。腹証は下図のようである。血圧115/74、脈拍70。

漢方として、荊防敗毒散料加薏苡仁10gを投与した。経過は10月4日は投薬のみ。
その後、当人が来院しなくなり、「どうしたのかなあ」と思っていたが、平成2年7月14日に急に来院し、その後について患者自身が語ったところによると、「良くなったので、薬を飲まなくなった」という報告であった。
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