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新型コロナ感染症の後遺症についての報告①

第一例

千葉県柏市の保育園で令和２年１１月２６日にクラスターが発生。
職員１人、児童８人の合計９人が感染した。
この中に、３歳の男児が無症状で１１月２７日に感染していることが判明。
この家庭は、父と母、３歳の男児で生活していた。
１１月３０日のＰＣＲ検査で母親は陽性。父親は陰性と判明。
このため、直ぐに当医院から処方されている新清肺排毒湯の煎じ薬を服用した。子供は１１月２９日～１２月１日まで服用し、良くなった。
母親は１１月２７日～１２月１日まで服用し良くなった。
父親は念の為、１１月２８日～１２月２日まで服用した。
そして令和３年５月１２日３９歳になる母親は再度。
新型コロナ感染症の後遺症の為か、非常に疲れ易く、また２～３日前から肺が痛むようになったとのこと。
そこで東洋医学的診察（脈診・舌診・腹診など）を行った。血圧118/72mmHg。脈拍68。
薬方として、十全大補湯加当帰の煎じ薬を２週間分投与した。
そして５月２６日に更に同じ煎じ薬２週間分投与して良くなった。

第二例

千葉県松戸市に住む高校１年生の女性。
令和３年１０月１４日から咽頭痛が起こり、声が嗄れて来た。
以後今まで37.2～37.3℃の微熱が続いており、身体がとても怠く、立ちくらみ、手足の冷える、寝汗をかく、味覚障害、髪の毛が異常に抜け、月経は不順の症状とのこと。しかし、他院でのＰＣＲ検査は陰性。
結果１２月７日に行った新型コロナウィルスｉｇＧ抗体定量検査では37.36U/mLであったので、陽性が証明された。
東洋医学的診察（脈診・舌診・腹診など）を行った。血圧99/65mmHg。脈拍78。

薬方として、体質改善効果のある荊芥連翹湯の煎じ薬と、酷い怠さ用に十全大補湯加当帰の煎じ薬を投与。
経過は、薬３０日間の服用で味覚障害が良くなり、約３９日間で平熱になり、毛髪の抜けも減少して来た。

当院の患者症例一覧

病名 転
移		 手
術		 放
射
線		 抗
癌
剤		 治療 初診日 患
者
名		 年
齢
膵臓癌 - + - + 漢方薬の煎じ薬と三黄散 Ｈ22　12/9 HY 68
膵臓癌【腫瘍とれず】 - + - + 漢方薬の煎じ薬と三黄散 Ｈ23　1/28 TA 68
膵臓癌 - + - + 〃 Ｈ25　11/13 MT 60
肺（腺）癌 - + - - 〃 H20 10/8 ST 71
肺（小細胞）癌 - - + + 漢方薬の煎じ薬と田七 H22 8/22 AJ 73
肺（腺）癌【脳に120カ所転移】 + - + + 漢方薬の煎じ薬と三黄散 H27 5/23 HH 55
胃癌 - + - - 漢方薬の煎じ薬と田七 H14 2/14 MM 67
胃癌と食道癌 + - - - 漢方薬の煎じ薬と三黄散 H24 4/29 IH 85
悪性リンパ腫 - - - - 漢方薬の煎じ薬 H7 7/16 OK 60
悪性リンパ腫 - - - + 漢方薬の煎じ薬と三黄散 H24 10/28 HZ 82
白血病 - - - - 漢方薬の煎じ薬 H7 2/26 ST 22
急性前骨髄球性白血病 - - - + 漢方薬の煎じ薬と三黄散 H13 8/22 UA 55
Ｓ字結腸癌から肺に転移 + + - + 〃 H13 3/16 IC 57
上行結腸癌 - + - - 〃 H18 5/20 YM 62
胃癌 - + - - 〃 H15 7/20 TY 53
大腸癌から肝臓に転移 + + - + 〃 H8 1/27 TK 47
膀胱上皮内癌 - - - - 〃 H21 7/8 HA 64
甲状腺癌 - - - - 〃 H29 3/9 CK 64
食道癌・肺癌・腎臓癌・前立腺癌 ? - - - 〃 H28 12/16 ST 87
舌癌【食道癌】 + - + - 〃 H24 11/17 MJ 42
乳癌 - + + - 〃 H16 9/4 KM 37
卵巣癌と直腸癌 ? + - - 漢方薬の煎じ薬 H13 4/18 CT 68
前立腺癌 - - - - 漢方薬の煎じ薬と三黄散 H8 11/16 IN 78

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(金曜日は午前中のみ)
休診日は月曜日・火曜日・祝祭日・
第3日曜日

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院長 松本一男の著書
新・漢方治療の特質
新・漢方治療の特質
東洋堂臨床録
漢方治療による東洋堂臨床録
Part 1～14
東洋堂経験録
東洋堂経験録　第1集、第2集
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